取締役会・経営会議の議事録とコンプライアンス
公開日:2026年2月10日
1. 取締役会議事録の法定要件
取締役会議事録は、会社法で作成が義務付けられています。
- 作成義務:会社法369条により議事録作成が必須
- 記載事項:日時・場所、出席者、議事の経過と結果
- 署名・押印:出席した取締役・監査役の署名または記名押印
- 保存期間:本店に10年間保存(会社法371条)
- 株主閲覧権:一定の条件下で株主が閲覧可能
2. 経営会議・執行役員会の位置づけ
取締役会以外の経営会議についても、適切な記録が重要です。
- 法定義務はない:会社法上の義務はないが作成推奨
- 意思決定の証跡:経営判断の根拠を残す
- 内部統制:J-SOXの観点からも記録が重要
- 訴訟対応:株主代表訴訟等での証拠
- 監査対応:内部監査・外部監査での確認資料
3. 議事録に記載すべき内容
コンプライアンスの観点から記載すべき内容を解説します。
- 議題と決議事項:何を決めたか
- 審議の経過:どのような議論があったか
- 賛否の状況:反対意見があった場合は記録
- 利益相反の開示:特別利害関係の有無
- 決議の効力発生条件:条件付き決議の場合
4. 電子化・デジタル化の注意点
議事録を電子化する際の注意点です。
- 電子署名:電子署名法に基づく電子署名
- タイムスタンプ:作成日時の証明
- 改ざん防止:変更履歴の管理
- バックアップ:データ消失への対策
- アクセス管理:閲覧権限の適切な設定
5. AI議事録の活用と注意点
取締役会・経営会議へのAI議事録活用のポイントです。
- 下書きとしての活用:AIが作成した内容を人間がレビュー
- 正確性の確認:法的に重要な表現は人間が確認
- 機密性の確保:経営情報の漏洩防止
- 保存形式:長期保存に適した形式
- 監査証跡:誰がいつ作成・承認したかの記録
6. コルクコネクトの対応機能
コルクコネクトは、重要会議の議事録管理をサポートします。
- セキュアな記録:暗号化された安全な保存
- アクセス制御:細かな権限設定
- 監査ログ:全操作履歴を記録
- 長期保存:法定保存期間に対応
- エクスポート:正式議事録への変換が容易
